essay13
サクソフォン・シアター Vol.2 冬編 を終えて(2012.2.7)
サクソフォン・シアター Vol.2 冬編 を終えて(2012.2.7)
<サクソフォン・シアター>と名付けたコンサート、
パントマイム・パフォーマー “すがぽん”との共演を実現した第2回目冬編、
たくさんのお客様の温かい眼差しのもと、楽しく終えることができました。
二部構成の第一部は、4種類のサクソフォンの音色の違いを聞き比べ楽しんで頂くために、
クラシック・オリジナル・日本の曲・ポピュラー曲と、ジャンルを超えた盛りだくさんの曲構成で演奏しました。
定番になりました客席で演奏する「After The Rain」。
お客様に演奏家と同じステージ上に立つ感覚で聴こえてくる音・音楽を聴いて頂きたい、
感じ・味わって頂きたい、そう思って始めたこのコーナー、いつもご好評頂き嬉しい限りです。
今回はこの定番の前に1曲、去年からの私の課題である「ソロで吹く」こと
=ひとりカーブド・ソプラノサックスでメロディーを吹くことをさせて頂きました。
サックスを始めた頃は、好きな曲・メロディーをひとりで吹くことが当たり前だったし、好きでたまらなかったから・・・。
そんな原点に今一度回帰して、サックスが好き・音楽が好きであることを、心から楽しみたいと感じるのです。
ソロで吹くことは、自分の音・音楽の世界を描ききることへの究極の挑戦だと感じています。
第二部は、サックスとピアノとパントマイムの共演<ワインボトル>、それに四字熟語をお題に創作マイムの演目でした。
音楽が主役それともマイムが主役、お互いに決して脇役になってはいけない・脇役であってはいけない、
そのスタンスを如何に演じられるかを探求したステージでした。
演じる私たちが初めての挑戦であるステージは、お客様にとっても観ること・聴くことが初めての経験であり、
挑戦的であり刺激的であり、笑いと驚きと感動、全てが初めての出会いであり、新鮮であったステージと感じています。
ステージ最後の曲は「ピンクパンサーのテーマ」。
私の振り付け(テナーサックスを吹きながらの振りはどんなに大変か・・・)ありの楽しいステージで締めくくりました。
(あ〜あ〜・・・楽しかった、無事終演できて良かった〜〜〜)
アンコール曲は三人で「太陽にほえろ」を、そして二人で「ふたり・音」より「森の中へ」。
心地よい終演、サクソフォン・シアターは、これからも続いて行きます。
これからもよろしくお願い致します。