essay15
サクソフォン・シアター Vol.3 春編 を終えて(2012.4.5)
サクソフォン・シアター Vol.3 春編 を終えて(2012.4.5)
<サクソフォン・シアター>と名付けたコンサート、第1シーズン3回の最終回春編はダンサー“大園康司”との共演でした。
たくさんのお客様の温かい眼差しのもと無事にそして楽しく終えることができました、ありがとうございました。
二部構成の一部は、定番となりつつある4種類のサクソフォンの音色の違いを聞き比べ楽しんで頂くためのステージ。
クラシック・オリジナル・日本の曲・ポピュラー曲と、ジャンルを超えた盛りだくさんの曲構成でした。
定番になりました客席で演奏する「After The Rain」。
お客様に演奏家と同じステージ上に立つ感覚で聴こえてくる音・音楽を聴いて頂き・感じ・味わって頂くためのステージです。
今回もお楽しみ頂けたことと思います。
好きなメロディーを「ソロで吹く」(今回は、“やさしく歌って”)、という原点に戻り演奏するプログラムは、
サックスが好き・音楽が好きであることと同時にメロディーをソロで吹くことの難しさを改めて感じさせられてしまいます。
日々精進、練習あるのみですね・・・
第二部は、ダンスとサクソフォン・ピアノのための小品『イギリス』に始まり、創作共演『After the rain』、
そしてメイン・テーマのサックスとピアノとダンスの共演『瞬間に、出会う』の構成でした。
若いダンサーとの共演は刺激的で情熱的なステージになったことと思っています。
音楽が主役でダンスが主役、お互いに決して脇役になってはいけないステージです。
前回のパントマイムとの共演と同様にそのスタンスを如何に演じられるかを探求したステージでした。
ジャンルは違っていても経験を重ねることの大切さを身にしみて感じます(この歳で遅すぎた感も・・・)。
演じる私たちが初めての挑戦であるステージは、お客様にとっても観ること・聴くことが初めての経験、
笑いと驚きと感動、全てが『瞬間に、出会う』ことであり、新鮮であったステージと感じています。
アンコール曲は「ルパン3世のテーマ」。
これも又前回と同様に私の振り付けありの楽しいステージで締めくくれたことと思います。
(サックスを吹きながらの振りはどんなに大変か・・・)
第1シーズン最後の曲、アンコール曲はオリジナル「今」の演奏で心地よい終演となりました。
いつものことですが、終わってしまうと、あっけないものです。
が、もう次の<サクソフォン・シアター>第2シーズン(9月に始めます)の準備が始まっています。
どんなシアターをお届けできるのか、私自身も楽しみにしています。
どうぞ、これからも皆様の応援よろしくお願い致します。