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サクソフォン・シアター Vol.1 秋編 を終えて その1(2011.10.31)
サクソフォン・シアター Vol.1 秋編 を終えて その1(2011.10.31)
<サクソフォン・シアター>と名付けた演奏会、アンコール曲『影踏み』の最後の音を演奏しきった瞬間、
心地よい達成感とともに満足感が体と心に広がり、とても暖かで穏やかな気持ちに包まれました。
自分一人では決して創ることのできない新しいステージを、多くの仲間に支えられて無事に終了出来たことは、
次のステージへの挑戦の励みとなり力となることを改めて強く感じさせてもらいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
第1部の演奏は、『砂』(オリジナル曲集『ふたり・音』より)で始まりました。
カーブド・ソプラノ・サクソフォンの音がピアノの優しく暖かな響きと解け合い会場内に溢れます。
会場に響き溢れる自分の音で、自分の体が会場とお客様とひとつになる瞬間、シアターの始まりでした。
2曲目からはバッハ『主よ、人の望みのよろこびよ』『G線上のアリア』、サン・サーンス『白鳥』と
クラシック曲をソプラノ、アルト、テナー・サクソフォンで演奏。
それぞれの楽器の持つ音の響きを味わい楽しんで頂く穏やかなシアターの展開です。
そしていつものコンサートやライブでのパフォーマンス、カーブド・ソプラノを持って客席に行きお客様のすぐ隣での演奏です。
演奏曲は定番の『After The Rain』。
会場に響きわたるサクソフォンの音は、ステージから聴こえてくる音ではなく、お客様と私が同じ方向で聴こえている音・音楽になり、
お各様と一緒に私の音と音楽の世界に浸れることを、とても嬉しく感じる瞬間なのです。
さらにサビの部分では移動しながらのロングトーンをして舞台上に戻っていきます。
(かなり長い息使いなので、お客様も思わず息を・・・)
客席とステージでの音の聴こえ方の違い・変化と共に、音と音楽の聴こえ方、面白さを十分に楽しんで頂いています。
続いてオリジナル曲の『影踏み』を演奏。
私の音・音楽の世界に浸って頂いた後は、日本の名歌・童謡2曲『小さい秋見つけた』『ふるさと』の演奏で郷愁に浸って頂きました。
そして1部エンディングはポピュラー音楽を『My Favorite Things』『Isn’t She Lovely』の2曲。
アドリブを交えて力強く、手拍子を頂きながら、楽しく豪快に演奏しました。
オリジナル曲で始まり、クラシック・オリジナル・ポピュラー曲と盛りだくさんの曲構成、ボリューム満点な1部を展開しました。
〜ここで休憩です〜
続きは次回のエッセイにて。