training5
6:5つの母音は20通り
・母音トレーニングは「外で聴こえる耳」づくりです。 ・2つの母音を組み合わせて、自分の響きを作っていきましょう。
1:始めは2つの母音の聴こえ方
「エ→ア」から「エ→ア→エ」のトレーニング
「共鳴記憶耳身体」を身につけるために
「共鳴記憶耳身体」を身につけるために2つの母音をつなげて歌うトレーニングをしていきます。
2つの母音「エ→ア」をつなげる発声では、最初にだした「エ」の声を「ア」に移ることで忘れてしまいやすいので、
「エ→ア→エ」のように一度母音を「ア」に変えてから元の母音「エ」に戻るトレーニングをします。
この戻った時に出した母音「聴こえた声(エ)」が最初と「同じ声「エ」に聴こえる」こと
(=最初の声をしっかりと覚えておくこと)が必須になります。
エ(目の前のポイントで覚えておく=記憶してからアに移る)
↓
ア(エのポイントでアが聴こえてから、エを思い出し、イメージしてエに戻る)
↓
エ(を最初と同じポイントで聴く=確認)
このトレーニングでは、最初に出した「エ」と戻った「エ」が「同じ声に聴こえる」ことが出来て初めて、
「耳」と「身体」=「共鳴記憶耳身体」で一つの母音を覚える=記憶できることになります。
(エ→ア→エの組み合わせでは「エ」)
「エイエ・エウエ・エオエ・エアエ」
「イウイ・イオイ・イアイ・イエイ」
「ウオウ・ウアウ・ウエウ・ウイウ」
「オアオ・オエオ・オイオ・オウオ」
「アエア・アイア・アウア・アオア」
イメージした「音・声」を表現できることとは、この「共鳴記憶耳身体」がなせる技と言っても言い過ぎではないでしょう。
2つの母音を通して「共鳴記憶耳身体」を理解したところで次のステップです。
2:5つの母音を目の高さで「聴こう」=響きが「同じ」であることを覚えよう。
母音はそれぞれ、口の形が変化・動きを伴っているので、口の中での響き・共鳴が変わって聴こえますが、
口の中の響きはできるだけ意識しないで、出した声の結果聴こえている声が「聴きたい声」として聴こえるように
トレーニングしていきましょう。
一度出した「声」は母音を変えていっても「同じポイントで聴こえる」ことが重要なのです。
「同じポイントで聴こえる」ことは、「5つの母音」が同じように発音できて同じ響きを持てることになり、
自分がイメージする「声」はより明瞭・明確になり、表現したい「声」にできるようになります。
「エ→イ→エ→ウ→エ→オ→エ→ア→エ」
「イ→ウ→イ→オ→イ→ア→イ→エ→イ」
「ウ→オ→ウ→ア→ウ→エ→ウ→イ→ウ」
「オ→ア→オ→エ→オ→イ→オ→ウ→オ」
「ア→エ→ア→イ→ア→ウ→ア→オ→ア」
「5つの母音」20通りのトレーニング、楽しんでやりましょう。